シューズを使わず、裸足で走るランニングのこと。岩だらけの場所を裸足で走っても、足腰の故障が少ないメキシコのタラウマラ族に関する研究をまとめた『BORN to RUN』という本が2009年にアメリカで出版されたことで、広く知られるようになった。裸足で走ると着地時の衝撃を筋肉が吸収し、それを走りのエネルギーに変えられるようになる、というもの。具体的には、ベアフットランニングは、踵(かかと)を使って着地するスポーツシューズ着用時の走法とは違い、前足部で着地するため、着地の衝撃をふくらはぎ全体で受けとめる。そのため、オーバートレーニング症候群の一つである、ランナーズ・ニーというスポーツ障害が起きにくくなる、といわれている。