運動によって体にかかる負担を、数値に換算したもの。時間あたりのエネルギー消費量で表され、基本単位にはキロカロリー毎分を用いる。トレーニングや指導の際に、どの程度の強さの運動を、どれぐらいの時間・頻度で行えば効率的で安全か、を示す目安となる。正確な指標としては、活動時の総エネルギー代謝量から基礎代謝量を引き、さらに基礎代謝量で割った値で算出するエネルギー代謝率(RMR)、最大酸素摂取量の何パーセントで運動を続けられるかを測定する酸素摂取水準(VO2max)、安静時と対比させたエネルギー消費量から運動強度を割り出すメッツ(METs ; metabolic equivalents)などがある。また手軽にチェックできる方法では、心拍数も運動強度の尺度となる。220から自分の年齢を差し引いた数値を最大心拍数とし、その50~70%範囲にあれば効果的で安全な運動の強さである、という目安になる。