SF作家のアイザック・アシモフ(1920~92)が提示したロボットが守るべき基本原則。(1)ロボットは人間に危害を加えてはならない、(2)ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない、(3)ロボットは、(1)および(2)の原則に反しないかぎり、自己を守らなければならない。人間への服従と自己保存とが矛盾する場合にどのような判断が必要とされるかは、フレーム問題でもあり、ロボットならずとも人間も悩むことが多い。映画『アイ,ロボット』(2004年)はアシモフのロボット三原則をモチーフとしてつくられた作品といえる。