ロボカップ・サッカーの成果を大規模災害救助に応用する目的で始まった、日本初の国際的プロジェクト。サッカー同様に、実在する都市をモデルとする仮想的な都市に地震などが発生したという想定でいかにうまく救助するかを考えるシミュレーション部門と、ロボットを実際に災害救助に生かそうという実機部門(レスキューロボット)とがある。災害救助者の意思決定の支援、訓練、ひいては安全な都市設計への適用を目指している。このプロジェクトで活躍したロボットのクインスが2011年の東日本大震災後に福島第一原子力発電所に投入された。