ゲーム木の探索において、ミニマックス法と同じ結果を効率的に得るためのアルゴリズム。相手は、自分にとって最も不利な手を指してくると考えられるので、ある自局面の評価が同じ手番の他の局面よりも有利であれば、相手はそのような状態となる手を指すとは考えられない。そのため、その局面に続く他の選択肢を探索する必要はなくなる。このような枝刈りをベータカット(beta cut)という。また、ある相手局面の評価値が、同じ手番の他の局面よりも不利(相手にとっては有利)であることがわかれば、その手に連なる他の選択肢を探索する必要はなくなる。この枝刈りをアルファカット(alpha cut)と呼ぶ。
図「ゲーム木」