1980年代後半からの人工知能(AI)の新しい流れの一つで、超並列コンピューター(たとえばコネクションマシン上にプログラムを書くことを前提としたAI。超並列コンピューターは従来AI(人工知能)で使ってきたコンピューターと比較して計算時間が非常に速く、記憶容量も非常に大きい。その特徴を生かすことによって、従来のAIでは計算の複雑さの壁に阻まれて実現しなかった手法でプログラムを書くことができる。単純だが時間と空間を膨大に使うといったアプローチが適している。記憶に基づく推論、大規模知識ベース、遺伝的アルゴリズム、コンピューター・チェス、音声認識などがこれまでに超並列人工知能で手掛けられて成功した主な応用テーマである。