核融合炉を運転するために必要なエネルギーと、運転に伴って生産されるエネルギーが等しくなる条件のこと。この時に利用できる正味のエネルギーはゼロであり、そのためゼロ出力条件(zero power condition)あるいはローソン条件(Lawson criterion)とも呼ばれる。これまで、欧州連合のJET(Joint European Tokamak)と日本原子力研究開発機構のJT-60U(JAERI Tokamak-60upgrade)の2大トカマク装置だけが臨界プラズマ条件を達成している。