高温のプラズマを閉じ込められる材料は存在しない。しかし、プラズマでは原子核は+に、電子は-に帯電している。帯電した粒子は磁場の中を運動すると磁場に直角の方向に力を受けるので、強力な磁場をかけることにより、帯電した粒子を磁場の中に閉じ込めようとする装置。現在最も有力視されているトカマク型も磁場閉じ込め方式。その他、ヘリカル型(helical system)もあり、文部科学省核融合科学研究所のLHD(Large Helical Device)が、2011年秋に終了した第15サイクル実験で、中心イオン温度8000万℃を超えるプラズマを生成した。しかし、核融合には1億℃が必要とされており、臨界プラズマ条件達成までの道は遠い。