JAXA宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)の赤外線天文観測衛星。開発時コード名は、ASTRO-F(アストロF)。2006年2月22日にM-5ロケット8号機で打ち上げられた。液体ヘリウムと機械式冷凍機で望遠鏡を極低温に冷却し、波長の長い赤外線で宇宙を全天走査して撮影することを目的とする。07年8月26日にすべてのヘリウムを使い切るまでに、全天の94%の撮影に成功した。その後、機械式冷凍機を稼働させ、やや波長の短めの赤外線による観測を継続していたが、電源系の故障が発生したため、11年11月24日に衛星運用を終了した。