中華人民共和国が開発した有人宇宙船。ロシアのソユーズ宇宙船を基本としつつ、内部は全面的に中国が自主開発したものと推定される。打ち上げには専用の長征2Fロケットを使用する。1999年から1年に1回の割合で無人テストを4回実施し、2003年10月、神舟5号で初の有人飛行を行った。この時は宇宙飛行士1人による21時間の飛行だったが、05年10月には神舟6号で2人の飛行士が5日間の飛行を実施している。08年9月には2人の宇宙飛行士が搭乗した神舟7号が打ち上げられ、宇宙服を着用した宇宙遊泳を実施した。神舟8号は無人の試験機で、11年11月に宇宙ステーション天宮1号とのドッキング実験を実施した。12年6月には、中国初の女性飛行士を含む宇宙飛行士3人が搭乗した神舟9号が打ち上げられ、天宮1号にドッキング、10日間の軌道上ステーション滞在を実施。13年6月には、神舟10号が15日間の有人滞在を行った。16年9月には、2機目のステーション天宮2号が打ち上げられ、10月に神舟11号がドッキング、二人の宇宙飛行士が33日間の宇宙滞在を実施した。