JAXA宇宙科学研究所(JAXA/ISAS)が開発中のバン・アレン帯観測衛星。地球磁気圏では太陽から飛来する高エネルギー粒子が磁場に捕捉され、バン・アレン帯を形成している。バン・アレン帯の粒子密度は増減を繰り返し、一部の粒子は磁場からさらに高いエネルギーを得ていることが分かっているが、そのメカニズムは現在も分かっていない。ERGはバン・アレン帯の中を通過する軌道を飛び、直接バン・アレン帯で起きている物理現象を観測する。衛星重量は355キロ。2016年12月20日にイプシロンロケットで打ち上げに成功した。