中国が開発中の新戦闘機。2010年12月20日、地上走行試験の様子を捉えた写真がインターネット上で多数公表され、その姿が明らかになった。運動性を高める操縦翼面の前翼であるカナード翼付き、無尾翼デルタという機体構成の双発機で、アメリカのF-22やロシアのT-50(→「スホーイ Su-57」)に比べると大型であり、随所にステルス性を意識した設計が取り入れられている。初飛行は2011年1月11日で、17年3月に中国人民解放軍空軍の戦闘機部隊への配備が始められて、同年9月に公式に就役したが、まだ限定的な作戦能力しかなく、本格的な作戦能力の獲得にはまだ数年を要するとみられる。