光接続、光増幅、光変調などを行う素子のことで、光通信、光計測などの分野で使われる。代表的なものに、光増幅器、光スイッチ、光センサー、光結合素子(フォトカプラー)、光アイソレーター(optical isolator)などがある。光ファイバーカプラー(optical fiber coupler)は、光信号の分岐・合流器で、光ファイバーを融着した構造になっている。光アイソレーターは、順方向には光を伝えるが、逆方向には伝えない素子である。光ファイバー増幅器(ファイバーアンプ optical fiber amplifier)は、光ファイバー中にエルビウムなどの希土類イオンをドープし、短波長の励起光による誘導放出を利用して信号増幅を行うものであり、低雑音、高利得で高い飽和出力特性をもつため、1987年の提案以来、急速に研究開発、実用化が進展し、長距離光伝送に革新をもたらした。近年進展が著しい波長(分割)多重(WDM wavelength division multiplex)方式においても光ファイバー増幅器はキーデバイスとして使われており、利得の広帯域化が進んでいる。