光が入射すると抵抗率が変化する、半導体の光導電効果を利用した光センサー。硫化カドミウムを使ったCdSセルとよばれる素子は分光感度特性が人間の視感度に近く、安価であるため、測光用の素子としてカメラの自動露光回路や街路灯の自動点滅器などに広く使われているが、成分に有害なカドミウムを含むことから代替品として素子の前面に光学フィルターをつけたシリコンフォトダイオードやフォトトランジスタ、アモルファスシリコンを用いたフォトダイオードもこれらの用途に用いられるようになった。赤外領域の光導電セルとしては硫化鉛PbS、セレン化鉛PbSe、テルル化水銀カドミウムHgCdTe等を用いた素子があり、分析機器や暗視カメラなどに用いられている。