光信号を電気信号に変換する素子。変換の原理によって分類すると、光起電力型、光導電型、焦電型、熱電型(→「熱電効果」)、光電子増倍管などに分類される。また、用途における分類においてはイメージセンサー、人感センサー、位置や物体の検出用センサー等が含まれる。光起電力型の光センサーにはフォトダイオードや太陽電池があり、電圧信号や電流信号が取り出せるため一般に使いやすい。光導電型の光センサーとしては、硫化カドミウムを使った可視光用のCdSセル、硫化鉛を使った赤外光用のPbSセルなどの光導電セルがある。焦電型には焦電型赤外線センサーがあり、人感センサーに使われている。熱電型にはボロメーター等があり、サーモグラフィー等に使われている。光電子増倍管は微弱光を検出するために用いられ、ニュートリノ関連のノーベル賞2件の受賞に貢献した施設、カミオカンデやスーパーカミオカンデに用いられている。