フォトニクス分野で用いられている従来のポリマー材料における問題点を、物性面や構造面から見直すことによって生まれた光機能性ポリマー。従来材料における透明性の低さ、大きな複屈折性、屈折率の波長分散、光学的均一性の低さなどの問題点が、ポリマー固有の性質ではないことが明らかになり、製造法の工夫によって屈折率や散乱などの性質を自在に制御できるようになってきた。プラスチック光ファイバーの損失を大幅に低減することのできる透明度の高い全フッ素化ポリマー、大型液晶ディスプレーの色むらを少なくすることができる光散乱導光ポリマーなどが開発されている。