コア材料にPMMA(アクリル樹脂)等を用いた光ファイバー。ポリマー光ファイバーとも呼ばれる。石英ガラス系光ファイバーに比べて光の吸収損失は大きいが安価であり、接続、加工等が容易であることから、デジタル家電インターフェース、ホームネットワーク、カーネットワーク等の分野で用いられている。近年、フォトニクスポリマー技術により、低損失のコア材料(全フッ素化ポリマー)を用いたGI(graded index ; コア内に屈折率分布が形成された構造)型POFが開発され、Gbpsを超える高速LAN用光ファイバーとしても用いられるようになった。また、同コア材料を用いたポリマー光導波路を用いた光導波路素子の研究開発も進んでいる。