エレクトロニクス技術を活用して、人体に苦痛を与えたりすることなく生体情報を測定する技術。近年、ネットワーク内でビッグデータ解析することにより、ヘルスケアや安心・安全社会の実現へ利用することが期待されている。要素技術として、身体や衣服に装着して体温、心電図、体動、脳波などの生体情報を測定するウェアラブルセンシング技術、連続的な生体情報を蓄積・共有するデータベース化技術、自律神経・睡眠解析ソフトやヘルスケア・サービス・システムの構築など、ハードウエアとソフトウエアの両者の研究開発が進められている。また、健康管理を超えて診断や治療を志向した技術、災害、芸術文化、産業・業務用分野への応用も期待されている。