日本で開発されたファイル交換ソフト(ファイル共有ソフト)の一つ。サーバーを介さず、PC同士がバケツリレー式に直接データをやり取りする純粋型のP2P(Peer to Peer)方式採用。2003年には、ウイニー(Winny)を使ってゲームや映画を違法公開していたとして、初の逮捕者が出ており、翌04年には、作者の大学職員が著作権法違反ほう助容疑で逮捕・起訴されている(→「ウイニー裁判(Winny裁判)」)。ウイニー利用者をねらったトロイの木馬型コンピューター・ウイルスであるW32/Antinnyの感染拡大により、原子力発電所や防衛省、警察などの機密情報や、企業が収集した大量の個人情報等が漏えいする被害が続出し社会問題化した。