特定の地点での地震の揺れや火山爆発など、災害の要因となる自然現象の発生可能性(確率)とその強度を示す曲線。災害が甚大であるほど、その発生可能性は低い。地震ハザード曲線は震度などの値に対し、その値を超える確率(超過確率)を示す。ある地点の災害可能性の全容を知るにはハザード曲線が必要である。地震ハザード曲線を分解して、海溝型地震(→「海溝型地震の長期予測」)や主要断層帯の地震などの影響を見ることもでき、激烈な揺れは可能性が比較的小さいが活断層の地震で起こり、強烈な揺れは比較的高い可能性で海溝型の地震によって生ずる、などを理解することができる。