マグマ噴火、マグマ水蒸気爆発(マグマ水蒸気噴火)、水蒸気爆発(水蒸気噴火)に分けられる。マグマ中には、炭酸飲料中の炭酸のように気体成分が溶け込んでいるが、マグマの上昇や山体崩壊などの急激な減圧により気体成分が発泡することで噴火に至る。このように水が関係しない噴火をマグマ噴火という。桜島・阿蘇山などでしばしば発生する噴火は、このタイプである。マグマ水蒸気爆発は、マグマが地下水や海水や湖水と直接接触し、水が急激に気化して爆発する現象である。噴火の中で最も爆発的な噴火となる。とくにこのタイプの噴火では、サージと呼ばれる横なぐりの爆風が発生する。水蒸気爆発は、マグマの熱で地下水が気化し、大量の水蒸気が発生し放出されることによって起こる。水蒸気の通り道の岩石を飛散させ、噴石や火山灰が発生するが、マグマ噴火と異なり新たに上昇したマグマ物質は含まない。2014年9月の御嶽山噴火は、水蒸気爆発(噴火)であった。