最高気温が35℃以上の日。気象庁が天気予報などで使う予報用語のひとつ。晴れて日射が強く、風が弱いときに猛暑になりやすく、フェーン現象も猛暑の発生に相乗効果をもたらす。猛暑は海岸から離れた内陸や盆地での発生が多い。猛暑で気温が大幅に上昇すると、体温の調節がしにくくなって熱中症が増えたり、野菜や果物など農産物の生育が悪くなるなど各方面に大きな影響を与える。2007年8月16日に埼玉県熊谷市と岐阜県多治見市で最高気温40.9℃を観測して、国内の最高気温の記録を74年ぶりに更新した。また10年の夏は全国的に気温が高く、熊谷では猛暑日が31日と観測開始以来の最多記録となった。最近は猛暑日が増えているが、地球温暖化が進むと猛暑日はさらに増加していくといわれている。なお予報用語では、最高気温が30℃以上の日を「真夏日」、25℃以上の日を「夏日」と呼んでいる。