2009年12月、NASA(アメリカ航空宇宙局)が打ち上げた口径40cmの望遠鏡を備えた赤外線観測衛星。4つの波長帯(3.4、4.6、12、22μm)で観測し、銀河や星雲などの赤外線天体の撮像や太陽系内の小惑星や彗星などの微光天体の検出に威力を発揮した。これまで6万個以上の小惑星を観測し、そのうち新発見が約1万個という。また、地球接近天体(NEO)を新たに50個発見した。10年10月、100万枚以上の画像を取得して全天サーベイを終了したが、2つの波長帯で11年2月まで観測を行った後、しばらく休止し、13年8月、NeoWISEという名称で地球接近天体(NEO)検出専用機として活動を再開した。これによって、3万以上の新小惑星(そのうちNEOは135)が見つかっている。
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