B中間子(B meson)を発生するつくば市の高エネルギー加速器研究機構(KEK)とアメリカのSLAC(スタンフォード線型加速器センター Stanford Linear Accelerator Center)にあった加速器により生成されたB中間子崩壊の正反粒子の差からCP対称性の破れのパラメーターを測定した。KEKでの測定はベル測定器(Belle detector)によって行われた。2002年までの実験でキャビボー-小林-益川理論(Cabibbo-Kobayashi-Maskawa matrix クォークとレプトンの世代の混合でCP対称性の破れが起こるとする理論)に従うことを検証し、小林誠と益川敏英の08年ノーベル物理学賞受賞に貢献した。