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通常の原子核は、クォークでいえば、すべてu(アップ)とd(ダウン)からできている。ハイペロン(hyperon)とはs(ストレンジ)クォークを含むバリオンのことで、ラムダ粒子やシグマ粒子が代表例。陽子、中性子をこうしたハイペロンあるいは一般にu、d以外のクォークを含むバリオンで置き換えた原子核がハイパー核である。ハイペロンは他のクォークを含むのみならず、重くかつ短寿命であり、これらを用いて原子核の新しい側面が探求される。茨城県東海村のJ-PARCは、この実験を目的の一つとしている。