古典的な物理量を量子論的な量で置き換えることで、量子力学における素粒子などの遷移振幅を計算する方法。正準量子化(canonical quantization)では、古典力学の式(ハミルトニアン)を波動方程式に変えた波動関数に対するシュレーディンガー方程式を解き、波動関数の時間変動から状態が変化する遷移振幅を計算する。また、R.P.ファインマンの経路積分(path integral)の方法では、始点と終点を固定した場合に、それの間を結ぶすべての可能な経路について、無限小時間の遷移振幅を加算して、有限時間の間の遷移振幅を計算する。この二つの方法は多くの場合同じ結果を与えるが、全く同じものではない。