アーレフ(改名後の「オウム真理教」の名称)の上祐史浩代表は脱会して、新団体「ひかりの輪」を結成した。アーレフの出家信徒は約380人、在家信徒は約690人であり、そのうち出家信徒の58人、在家信徒の100人弱が新団体に加わった。上祐の新団体は松本智津夫(麻原彰晃)死刑囚の影響を排除していくとしているが、アーレフでは麻原彰晃教祖へ回帰し、個人崇拝を強めていく傾向にある。オウム事件で、松本・地下鉄両サリン事件のサリンを製造したとして殺人などの罪を問われた遠藤誠一被告、坂本弁護士一家殺害や松本・地下鉄両サリン事件に関与したとして殺人などの罪を問われた中川智正被告いずれも、二審も死刑の判決を下された。オウム真理教の一連の事件で、松本智津夫と岡崎一明の死刑が確定し、11人が最高裁に上告している。(→「オウム元教祖死刑確定」)