アメリカのアマゾンによる「Kindle(キンドル)」日本語版(→「アマゾン・キンドル」)が発売され、楽天の「kobo Touch(コボタッチ)」、ソニーの「Reader(リーダー)」、グーグルの「NEXUS7(ネクサスセブン)」、アップルの「iPad mini(アイパッドミニ)」など、本格的な電子書籍の端末が出そろった。しかし、いずれも読むことのできる本のタイトル数が10万以内と少なく、そのなかには著作権切れの作品を無料で公開する電子図書館青空文庫の割合も少なくないなど、今後の充実が課題となっている。一方、シャープの「GALAPAGOS(ガラパゴス)」が商戦から撤退するなど、先行きの不安要因も多い。(→「電子書籍2011」)