ターゲットとなるものに積極的に注意を向けている心理状態のこと。自分の思考、感情、行動、身体反応に対し、判断を交えずに、集中的に注意を向ける瞑想をマインドフルネス瞑想という。マインドフルネス瞑想によって、深いリラクセーションが得られることを示唆する研究もある。うつ病や不安障害に対し、近年目覚ましい治療効果を挙げている認知行動療法では、否定的な反応をもたらす思考を、積極的に改善させることで健康の回復をはかる。しかし一方で、自分の思考を変えるのではなく認めることで心の平安を得るマインドフルネス認知療法やアクセプタンス&コミットメント・セラピー、弁証法的認知療法が第三世代の認知行動療法として見直されている。