新潟県胎内市大塚にある古墳時代前期(3~4世紀)の古墳。木棺から青銅鏡、硬玉(ヒスイ)製勾玉(まがたま)、ガラス製小玉、鉄製大刀、鉄製斧(おの)、漆塗り革製の靱(ゆき、矢入れ)などが見つかった。この古墳は直径39メートルの円墳と考えられていたが、2014年に胎内市教育委員会が調査して、全長62メートルの前方後円墳である可能性が高いことが分かった。本古墳は日本海側最北の前方後円墳となる。年代は古墳時代前期前半(3世紀)であり、古墳時代の初めごろから、当地に大和政権と深い関わりをもった勢力があったと考えられる。