MPAA(→「映画団体」)の年次レポートによると、2006年の興行収入(→「配収/興収」)は、前年より5.5%増の94億9000万ドルだった。公開本数も600本を越えて史上最多の607本にのぼっている。娯楽に占める映画の割合も高く、テーマパークの3億4100万人、スポーツ観戦の1億3690万人を抑えて断トツの14億4850万人を集めた(前年比3.3%増)。07年も夏シーズンの興行成績が40億ドルを突破、「ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団」(07年)、「スパイダーマン3」(06年)、「シュレック3」(07年)、「パイレーツ・オブ・カリビアン ワールズ・エンド」(07年)などのシリーズ物で、ハイテクのSFX技術を駆使した映画がこの好調をリードした。