長編の劇場版アニメが世界規模でヒットしている。ディズニーでは、「ファインディング・ドリー」が2016年の興行収入北米市場1位の4億8630万ドル、17年の「美女と野獣」が北米で5億400万ドル、世界で12億6350万ドル、日本でも123億6000万円といずれも1位の成績を挙げた。邦画アニメでも興行収入約250億3000万円、観客動員約1900万人の「君の名は。」(16年)を筆頭に、「ドラえもん」「名探偵コナン」「ポケットモンスター」「妖怪ウォッチ」「クレヨンしんちゃん」などのシリーズが多くの観客を集めた。またミニ・シアター系作品ながら口コミで話題を集めた「この世界の片隅に」(16年→「クラウドファンディング映画」)が、興行収入26億7000万円、観客動員200万人と異例のヒットとなった。