日本建築家協会(JIA)が会員の頂点となる作品を顕彰するために、2005年に創設した賞の制度。アカデミックな組織を背景とする日本建築学会賞とは違う、新しい賞の枠組みとして注目される。2011年度の日本建築大賞は、山梨知彦(1960~)・中本太郎(1966~)・鈴木隆(1978~)・矢野雅規(やのまさのり 1980~)・向野聡彦(こうのとしひこ 1957~)ら日建設計のホキ美術館が受賞。また日本建築家協会賞は、遠藤秀平(1960~)・陶器浩一(とうきひろかず)の福良(ふくら)港津波防災ステーション、横河健(よこがわけん 1948~)の「杉浦邸/多面体 ひるがの」、西沢立衛(にしざわりゅうえ 1966~)の豊島(てしま)美術館が受賞した。