アルミニウムを積極的に用いる建築のこと。近年は軽量性や組み立ての簡便性、精度の高さ、耐久性やリサイクル性に優れていることから、さらなる素材の可能性が再評価されている。すでにアルミサッシは普及しているが、2002年に建築基準法が改正され、構造材料としても認可された。この流れを受けて、tsubomiという直方体のユニット空間が商品開発されたり、難波和彦(なんばかずひこ 1947~)、伊東豊雄(1941~)、山本理顕(やまもとりけん 1945~)らの建築家も21世紀型のデザインを探究している。大きなプラモデルのような新しいデザインの感覚を与えるだけではなく、エコロジーという視点からも大いに期待される。