飼い犬の登録と狂犬病の予防接種を義務づけた狂犬病予防法(→「イヌの登録制度」)に基づき、登録時に交付される鑑札。狂犬病予防接種を証明する「狂犬病予防注射済票」とともにイヌへの装着が義務づけられている。これまで、デザインへの不満や小型犬に着けるには大きすぎるなどの理由から、装着率が低いのが課題だった。そこで厚生労働省は2007年3月同法施行規則を改正(07年4月施行)、市区町村が独自のデザインを定められるようにした。これにより、東京23区などをはじめ、鑑札や注射済票のデザインを一新し、軽量化したり、かわいい形のものへと変更する自治体が相次いでいる。