東芝が次世代DVDの規格として開発し、すでに撤退したHD DVD(High Definition DVD)の技術をベースに、中国が独自に規格化した光ディスクの規格名。データの読み書きに青紫レーザー光を用い、ハイビジョン動画が収録可能となる。既存のDVDと互換性の高いHD DVDの基本構造を踏襲し、基本となる直径12センチのディスクのデータ容量は一層当たり15GB(ギガバイト=10億バイト)、2層で30GBとなる。中国独自の高効率な映像符号化技術(コーデック)であるAVS(Audio Video Coding Standard)や著作権保護技術などをサポートし、中国メーカーにとっては、ブルーレイディスクを採用するのに比べて特許料の支払いが少なく、製品価格を低減できるメリットがある。映像ソフトは、アメリカの大手映画制作会社ワーナー・ブラザースが、CBHDで供給を開始しており、新興国を中心に普及する可能性もある。