3Dビデオカメラ、3Dムービーカメラなどとも呼ばれる。家庭用ムービーカメラ(→「デジタルビデオカメラ」)においても3D撮影機能が進化している。当初は、左目用と右目用の映像を横方向に半分に圧縮したうえで1枚の映像に並べて録画するサイド・バイ・サイド(side-by-side)方式で製品化されていた。現在では、3D映画のブルーレイディスク(Blu-ray Disc Associationの商標)ソフトなどと同じく、左目用と右目用の映像をフルHD(1920×1080画素)の解像度で記録できるフレームパッキング(frame packing)方式に対応した製品が登場している。一方、3D撮影には課題も残る。カメラのファインダーでは立体感が確認しづらいことや、豊かな立体感でナチュラルな3D映像を得るには、効果的な構図や、奥行きあるいは飛び出しの基準面を設定するコンバージェンスポイント(convergence point)の調整などを行わなければならない。このように撮影者の技量に委ねられる要素もあり、機器の進化だけでは解決できない面もある。