発光体にLED(発光ダイオード)を利用する映像表示技術。屋外デジタルサイネージ(電子看板〈outdoor digital signage display〉)などの大型用途ではすでに実用化されていて、映写式に換わる映画館用のスクリーンも登場している。比較的小型なシステムとしては、ソニーが独自開発の「Crystal LEDディスプレイシステム」システムを用いたディスプレーを発売しており、403ミリ×453ミリのユニットを目地なく複数並べることができ、業務用として220型(画面の対角線が200インチ≒約5メートル)で4K解像度を実現している。また、技術の進化でLEDのさらなる小型化も十分に可能で、家庭用ディスプレーへ応用する機運も高まっている。LEDディスプレーは有機ELディスプレーに比べて、長寿命、低消費電力、高輝度、超大型にも向くなど、潜在能力は高いとされ、将来的には有機ELをしのいで、主流の方式として普及する可能性もある。