アメリカの歴史的な牝馬。同時代には日本のウオッカ、ダイワスカーレットを含め、フランスのザルカヴァ(Zarkava、7戦7勝、2008年凱旋門賞などGI5勝)、ゴルディコヴァ(Goldikova、21戦15勝、ブリーダーズカップ・マイル3連覇などG1・12勝)、アメリカのレイチェルアレクサンドラ(Rachel Alexandra、19戦13勝、09年アメリカ牡馬クラシック3冠の一つプリークネスステークスなど年間G1 ・5勝)と牡馬を圧倒する強い牝馬が世界各地で登場したが、その象徴的存在だったのがこの馬。牡馬の強豪を相手にダイナミックな追い込みを見せた09年のブリーダーズカップ・クラシック(Breeders' Cup Classic)を含め、デビュー戦から無敗のまま勝ち進んでいたが、引退レースとなった10年のブリーダーズカップ・クラシックで2着に惜敗した。通算成績は20戦19勝、G1・13勝。