プレイステーション4に対応するバーチャルリアリティー(VR)システムの呼称。ソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)が2016年10月に発売した。VRヘッドセットと呼ばれるゴーグル型のヘッドマウントディスプレー(HMD)をプレイステーション4に接続して遊ぶ。価格は通常版で44,980円(税別)、カメラ同梱版で49,980円(同)。VRゴーグルにスマートフォンを装着する廉価版VRシステムよりも高性能である一方、「オキュラス・リフト(Oculus Rift)」や「HTC Vive」など、PCを利用したハイエンドなVRシステムよりも安価であるため、発売時には人気が沸騰し、出荷即完売が何度も続いた。ゲームだけではなく、ヘッドマウントディスプレーを装着したままで映像コンテンツなどを楽しめるシネマティックモードも搭載している。VRシステムを使ったゲームは圧倒的な没入感を得られるが、長時間遊ぶといわゆるVR酔いなどで利用者に負荷がかかるという難点がある。そのため1回のプレイ時間が15分以内のコンテンツが主流となっている。