かきふらい原作の4コママンガを「涼宮ハルヒの憂鬱」「らき☆すた」(→「聖地巡礼ブーム」)で定評を得た京都アニメーションがアニメ化。「けいおん」とは「軽音楽部」の略で、廃部寸前の同部に勘違いから参加した女子高生が、仲間たちと音楽活動中心の学園ライフを楽しむようになっていく。2009年4月から全13話がTBS系で放映された。放映スタート直後から、発売が予告されていたパッケージソフトは、アマゾン(amazon)のブルーレイ予約ベスト10を埋めつくし、登場人物名義で劇中歌を収録したキャラクターイメージCDも、軒並みオリコンのチャートイン。加えて劇中で使われた実在の楽器や文房具までが、キャラクター商品でもないのに爆発的に売れるといった前代未聞の社会現象を引き起こした。担当声優が実際のバンドを組んで演奏することを含め、現実世界との越境をファンが強く望んでいる表れであろう。