原泰久が集英社のマンガ誌「週刊ヤングジャンプ」で2006年から連載中の歴史マンガ。500年以上にわたって諸侯の群雄割拠が続いた中国の春秋戦国時代末期を舞台に、大将軍になることを目指す戦争孤児の少年・信と、のちに中国で最初の統一国家・秦の始皇帝となる少年・政の姿を描いている。政の影武者として命を落とした漂の幼なじみ・信は、漂が死の直前に託した手紙によって初めて政と出会う。政を憎んだ信だったが、漂との約束を果たすために、政の軍勢に加わり、数々の戦果を挙げていく。歴史的な事実を織り込みながらも、自由な発想で物語を膨らませており、古代中国を舞台にした歴史武侠マンガとしてのおもしろさが前面に出ている。2012年6月~13年2月にはテレビ版アニメ第1シリーズ、13年6月~14年3月には第2シリーズがNHKーBSプレミアムで放送された。2013年4月、第17回手塚治虫文化賞マンガ大賞受賞。