インターネット時代に合わせた著作物の適正な再利用促進をめざす国際的非営利団体「クリエイティブ・コモンズ(Creative Commons)」の日本での活動母体「コモンスフィア(commonsphere)」が制作した、作家が一定範囲の二次創作を認めた自作につけるマーク。デッドコピーや商用の二次使用は除外し、「コミックマーケット(コミケ)」をはじめとする同人誌即売会などでのファンによる二次創作だけを認めるもの。有償無償は問わない。TPP(環太平洋戦略的経済連携協定)交渉で、現行の著作権法では親告罪とされている著作権侵害が非親告罪化される可能性が指摘されていることを受け、マンガ家の赤松健(→「Jコミ」)が発案した。日本のマンガ文化が、プロの作品をアマチュアが二次創作することにより裾野を広げて発展してきたことから、第三者が告発する可能性をはらんだ非親告罪化について、危惧する声が出ていた。13年7月17日にデザインが公募され、翌8月16日に決定。円の中にペンと「OK」をあしらった図柄が採用された。同月28日に「週刊少年マガジン」(講談社)で連載が始まった、赤松の「UQ HOLDER!」に初めて表示。2013年末現在、弐瓶勉が09年から「月刊アフタヌーン」(講談社)に連載している「シドニアの騎士」の単行本第11巻(帯)、ヨゲンメの「キミの死体とボクの解答」(マッグガーデン)第2巻(奥付)にも付けられている。