オリンピックで安定的に実施される競技。2007年7月の国際オリンピック委員会(IOC)総会で制度の導入が決まった。夏季オリンピックは16年が26競技、20年から25競技が優先して採用され、特別な事情がない限り除外されない。各大会の実施は最大28競技となり、「中核競技」以外の追加競技はIOC総会の過半数の賛成で決まる。リオデジャネイロ(ブラジル)で開催する16年夏季オリンピックと、東京で開催する20年夏季オリンピックはゴルフと7人制ラグビーが実施競技として採用され、16年大会は28競技が行われる。1896年の第1回アテネ・オリンピックは8競技。商業路線が本格化した1980年以降、テレビの要請も受けて新競技が次々に採用され、2000年シドニー・オリンピックで28競技に膨らんだ。冬季オリンピックは7競技。