2020年の東京オリンピックのメーン会場となる新競技場。総工費を約1700億円と見込む。1958年に建設された国立競技場(東京都新宿区)は64年東京オリンピックの主会場となり、その後もさまざまな国際競技会を実施して改修を重ねたが、もはやサッカーのワールドカップや陸上の世界選手権を開催する基準を満たしていない。改築を目指す国立競技場の国際デザイン・コンクールが実施され、2012年11月にイギリスの設計事務所「ザハ・ハディド・アーキテクト」(Zaha Hadid Architects)の作品が最優秀賞に決まった。独創的な流線形の外観で8万人を収容できる。