左右いずれかの足が一瞬でも同時に地面から離れないようにして進む競技。前脚は接地の瞬間から垂直になるまで真っすぐに伸びていなければならない。規則違反のフォームに対しては審判員が警告を与え、改善されない場合は歩型違反で失格になる。トラックとロードの両方で行われ、日本選手権は主に石川県、兵庫県などの公道のコースで行われる。世界陸上選手権、オリンピックでは男子が20kmと50km、女子は10kmと20kmを実施。歩型チェックがしやすいように1周2kmの周回コースで行われるようになっている。男子の世界トップ級のスピードは時速15kmを超える。2007年の世界陸上大阪大会では、審判員の誘導ミスで日本の山崎勇喜が途中棄権扱いとなった。山崎は翌08年の北京オリンピックで競歩の日本選手初入賞(7位)を果たした。