世界の陸上競技に大きな貢献をした個人に国際陸上競技連盟(IAAF)が授与する勲章で、金章とそれに次ぐ銀章がある。2010年に日本陸上競技連盟名誉副会長の帖佐寛章(ちょうさ・ひろあき)氏が銀章を受賞。日本人では07年に金章を贈られた前日本陸連会長の故青木半治氏以来2人目となった。帖佐氏は1968年メキシコ・オリンピック陸上監督を務めたほか、日本陸連専務理事、副会長として陸上界を牽引(けんいん)。ロードレースの世界組織、国際マラソンロードレース協会(AIMS)会長を20年間務め、ロードレースの世界的な興隆に貢献した功績が高く評価された。