当該年の年末までに18歳、19歳になっている選手が出場できるのが世界ジュニア選手権大会。同16歳、17歳の選手は世界ユース選手権大会への出場となる。シニアの世界選手権では、ジュニア世代の選手はマラソンと50キロ競歩には出場できない。同様にユース世代の選手は男子の投てき種目、十種競技、1万メートル、マラソン、競歩への出場が認められていない。種目の特性を配慮しながら若い世代から同年代で高いレベルの争いを経験させようとの狙いで、年齢カテゴリー区分を明確化した。世界ジュニア選手権は1986年のアテネ大会(ギリシャ)から、世界ユース選手権は99年のビドゴシュチ大会(ポーランド)からスタート。どちらも2年ごとの開催となっている。世界ユース優勝者だった男子短距離のウサイン・ボルト(ジャマイカ)と女子100メートル障害のサリー・ピアソン(オーストラリア)が、ともに2011年国際陸連アスリートオブザイヤーに選ばれている。