試合を人為的に促進し、早期決着をつける方法。社会人野球が2003年の都市対抗大会から導入したのが先駆け。延長12回を終えて4時間を超えた場合、13回以降の攻撃を1死満塁から行った。09年からは延長11回から、11年からは12回からに規定を変更した。試合時間短縮を目指した国際野球連盟(IBAF)は日本を参考にし、08年北京オリンピックから11回1死一、二塁から攻撃を始める方式を導入。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は、09年の第2回大会から13回無死一、二塁で始める規定を採用した。高校野球では、11年の明治神宮大会で11回1死満塁の設定で初めて実施され、国民体育大会でもすでに行われている。15年は、全国を9地区に分けて実施する春季地区大会で一律に導入。将来的な甲子園大会での採用を見据えて議論することにしている。