国民スポーツの祭典。1946年、京都を中心に京阪神地域で第1回大会が開催された。日本体育協会、文部科学省、開催都道府県の三者共催。最も得点の多い都道府県に天皇杯(男女総合優勝)、女子種目の最多得点に皇后杯を与える。天皇杯獲得を目指す開催県の無理な得点稼ぎ、大会の肥大化などへの反省から、近年、国体改革の取り組みがスタート。2003年の静岡県からドーピング検査を導入している。財政負担減の狙いで06年の兵庫県からは、夏、秋季大会を初めて一本化することになり、在日外国人への門戸も広がった。10年からは冬季大会の開会式、閉会式を取りやめた。15年以降は新採用のトライアスロンに銃剣道、なぎなた、軟式野球を加えた4競技が、1年置きに行われる隔年実施競技となることが決まっている。